買う前に、わが家の使い方から。

停電したら、何を使いたい?
そこから考える、電源の容量。

スマホの充電、夜の明かり、食材を守る冷蔵庫。
残しておきたい暮らしを選んで、ポータブル電源や家庭用蓄電池の容量を考えましょう。

STEP 01

何日分の電気を備えたい?

途中で充電できない期間を選びます。停電日数を予測するものではありません。

STEP 02

停電中、何を使いたい?

初期値は使い方の例です。使うものを選び、台数や時間をわが家に合わせましょう。

1回20Whの仮定。端末・充電器に合わせて変更できます。

機器の電力を変更する

説明書や実測値に合わせて変更。Wは1〜5,000、充電量は1〜500Whの範囲です。

必要な部屋の明かりを選びます。

機器の電力を変更する

説明書や実測値に合わせて変更。Wは1〜5,000、充電量は1〜500Whの範囲です。

回線設備の停電時は、電源があっても通信できない場合があります。ONU等の電力は別途加算してください。

機器の電力を変更する

説明書や実測値に合わせて変更。Wは1〜5,000、充電量は1〜500Whの範囲です。

充電残量・余裕を調整する

初期値は満充電・余裕20%。余裕はミエソナの計画上の仮定で、メーカーの保証値ではありません。

わが家の電源プラン

必要な容量の目安

ポータブル電源の公称容量約300Wh以上

1日分・充電残量100%・余裕20%で試算

選んだ機器だけの試算です。家全体を動かせる容量や、製品の適合を保証するものではありません。

1日あたりの電気
約170Wh
1日分の電気
約170Wh
全部を同時に使う消費電力
40W

容量(Wh)に加えて、この合計を上回る定格出力(W)と各端子の出力も確認。起動時の大きな電力は含みません。

何に、どれくらい使う?
  • スマートフォン40Wh/日
  • LEDの明かり50Wh/日
  • Wi-Fiルーター80Wh/日

家に据え付ける蓄電池なら

停電時に取り出したい電気は、余裕を含めて約0.20kWhです。

これは蓄電池の公称容量ではありません。停電開始時の残量、停電時に取り出せる容量、使える回路を施工会社と確認するための数字です。

相談用メモを開く
ミエソナ|停電に備える電源の容量メモ
1日分 / 開始時の充電残量100% / 余裕20%
スマートフォン:1日約40Wh
LEDの明かり:1日約50Wh
Wi-Fiルーター:1日約80Wh
選んだ機器の合計:1日約170Wh
ポータブル電源の公称容量の試算:約300Wh以上(変換効率80%の仮定)
すべて同時に使う場合の消費電力合計:40W。起動時の電力・端子・電圧は別途確認。
家庭用蓄電池:停電時に取り出したい電力量は約0.20kWh。公称容量の推奨ではありません。
初期値は仮入力です。冷蔵庫・エアコンの消費電力量は変動します。満充電・再充電・稼働を保証するものではありません。
計算に太陽光による充電、経年劣化、個別機器の待機電力は含みません。
https://miesona.bmsinc.jp/power-planner/

容量を変えると、どれくらい?

いつもの使い方を、何日分まかなえる?

選んだ機器を1日約170Wh使う場合。日分は電力量の換算で、機器の連続稼働時間ではありません。

公称容量入力した使い方の換算
300Wh約1.4日分
500Wh約2.3日分
1,000Wh約4.7日分
2,000Wh約9.4日分
3,000Wh約14.1日分

変換効率80%、開始時の充電残量100%で換算。余裕分は残さず使い切る計算です。出力が足りない機器は、容量が足りても使えません。

数字の読み方と、選ぶときのポイント

容量の「Wh」と、出力の「W」は別のもの。

Wh(ワットアワー)は、使える電気の量を考える単位です。10Wの照明を5時間使うと50Wh。1,000Whは1kWhです。一方、W(ワット)は同時にどのくらいの電力を使うか。容量が十分でも、電源の定格出力や端子の上限を超える家電は使えません。

冷蔵庫やエアコンは運転状態で電力が変わり、起動時にも大きな電力が必要になることがあります。使用量には実測値やメーカーの使用条件を使い、接続できるかは別途確認してください。スマホだけの備えなら、モバイルバッテリーも選択肢になります。

このシミュレーターの計算方法

使う電気の合計 = 消費電力 × 使用時間 × 台数 × 日数
ポータブル電源の容量目安 = 使う電気 ×(1+余裕)÷ 0.8 ÷ 開始時の充電割合

充電する機器は「1回の充電量×回数」、冷蔵庫・エアコンは「1日の使用量」から計算します。初期の機器数値は編集部の仮入力で、特定製品の仕様や全家庭の平均ではありません。機器に合わせて変更してください。

電力変換などの損失を見込み、ここでは80%を使える仮定にしています。これはメーカーが示す概算方法を参考にした共通の計画値で、製品ごとの実測効率ではありません。初期の余裕20%はミエソナ独自の仮定です。目安は50Wh単位で切り上げます。

機器の待機電力や電源自身の消費電力、経年劣化、低温などによる容量低下は個別に計算していません。太陽光など途中の充電も加算していません。長期間・低消費電力の使用ほど、単純計算と実際の差が大きくなることがあります。

ポータブル電源と、家庭用蓄電池。どう考える?

必要な機器へ個別につなぐなら、持ち運べるポータブル電源が候補です。容量と出力に加え、端子の種類、重さ、保管・充電のしやすさを確認します。家の回路へ給電したい場合や200Vの設備を使いたい場合は、据え付ける家庭用蓄電池を含めて施工会社と検討しましょう。

家庭用蓄電池の「公称容量」と、停電時に取り出せる電力量は同じとは限りません。試算結果のkWhを相談の出発点にし、性能表示の「初期実効容量」「初期停電時放電容量」、停電開始時の残量、劣化時の条件を合わせて確認してください。

家全体を対象とする構成でも、すべての家電を同時に使えるわけではありません。使える回路、停電時の出力、100V/200V、自動切り替え、太陽光からの充電条件を確かめます。メーカーのシステム構成例でも、対応する電圧や切り替え設備は構成ごとに異なります。

備える場所と、安全な使い方も。

電源は浸水・高温・強い衝撃を避け、製品の説明書に沿って保管・使用します。水にぬれたり損傷した電源・家電を、そのまま通電しないでください。医療機器や生命維持に関わる電源選びは、この試算の対象外です。機器メーカー・医療機関に確認してください。

家のコンセントへ逆に電気を流す接続はせず、建物の回路への給電は専門業者に相談します。洪水や津波など避難が必要な場面では、電源の確保より避難を優先してください。

参考にした資料

2026年9月26日確認。ミエソナ編集部(BMS株式会社)。計算は容量選びの参考情報で、設計・施工や製品適合の判定ではありません。